劉備「ハァー」

立て札の前で深いため息をつく劉備
張飛「おいおい、いい大人がなにため息なんかついてんだよ」
後ろから声をかける男がいた
声の方に振り返ると、そこには身の丈2メートルほどもある大男が立っていた
劉備「あぁ、各地で民が賊に苦しめられ被害にあっているようでね、なんとかしたいと思っているんだが、如何せん私には力もないし、お金もないし、仲間もいないしって思ってね、自分の無力さが悲しいよ」
張飛「なにを情けない事を言ってるんだよ
よし、俺が仲間になってやるよ、一緒に戦おうぜ」
劉備「本当かい?それはありがたい」
意気投合した二人はとりあえず喫茶店で話し合うことにした
店に入り、席につく二人
ふと向かいの席に目をやると、立派なヒゲをした男がノートパソコンをカタカタ・カチカチ慌ただしく操作している
チラッと劉備は覗いてみた
どうやらブイチューバーに投げ銭をしているようだ

かなりの額だ
劉備は思わず席を立ち、男の肩を掴んで言った
劉備「やりすぎだ、そのへんにしておけ」
関羽「な、なんですかあなた!、かかっ関係ないでしょう!」
劉備「邪魔をしてすまないが、少し私の話を聞いてくれるか」
劉備は神妙な面持ちで話始めた
劉備「かつて私も、とあるアイドルグループにのめり込んでいたときがあったんだ。推しの女の子を応援するために沢山のCDを買ったり、握手会やイベントなどにも足しげく通った」

※画像はイメージです
関羽「…」
劉備「でもね、ある日その推しの女の子がアイドル活動の最中にITベンチャー企業の若きイケメン社長と付き合っていたことが発覚するんだ」
劉備「別に彼女を恨んではいないが、とても虚しい気持ちになったよ」
関羽「…」
劉備「君があのときの自分と重なって見えてね。いやっ余計なお世話だったね、他人の楽しみにとやかく言うのはよくないね、本当にすまなかった」
劉備はその場を立ち去ろうとする
パタンッ
ヒゲの男はノートパソコンをそっと閉じた
関羽「……自分には、これしか楽しみがなくて、友だちとかもいないし、今まで他人と関わる機会もなかったし、彼女たちの配信が心の癒しなんです」

ヒゲの男は泣き笑い顔を浮かべながら言った
劉備は口を開いた
劉備「なにかと苦労したようだね、よしっ、とりあえず3人で呑みにいこう」
張飛「話がなげぇ」
とりあえず三人は居酒屋に行き
酒を酌み交わしながら、いろんなことを語らいました
そして、なんやかんやあって話題は「ドラクエVの主人公の結婚相手はだれがいいか?」に
張飛「ビアンカだよ!幼馴染みのビアンカに決まっている、主人公とは幼い頃に一緒にお化け退治に行ったりベビーパンサー助けたりして想い出があるんだ、ビアンカしか勝たん」

※個人の意見です
関羽「たしかにビアンカは王道だ。でもフローラだって負けてないと思うよ。序盤こそ戦力としてはあんまりだけど、最終的にはビアンカより能力は高くなる、回復魔法も覚えるしね。それにフローラは大富豪の家のお嬢様だ、冒険をする上でここからの援助は無視できない。もちろんフローラ自身も主人公想いの健気でとても素敵な女性であることは言うまでもないけどね」

※個人の意見です
劉備「まぁまぁ二人とも落ち着いて、ここは間をとってデボラはどうだ?DS版からの新キャラで、主人公と特に深く関わることもないけど、3人のなかで1番ナイスバディだ。しかもツンデレだよ。」

※スーモの意見です
張飛・関羽「うーん( ̄~ ̄;)」
議論は白熱し三日三晩続いたという
やがて話は中華全土に広がり、ついにビアンカ派、フローラ派、デボラ派による激しい三つ巴の争いが繰り広げられるようになった
時は西暦220年
乱世、三国時代の幕開けである
完